干し芋スライサーってご存じですか?
干し芋を手作りするときに、さつまいもを干し芋に切るカッターのことです。
自宅で簡単に干し芋は手作りできるんですが、さつまいもを一定の厚さで切るのが難しいんですよね。
そこで、干し芋スライサーがあったら便利だなと思って、自作してみました。
本記事では、画像付きでわかりやすく「干し芋スライサーの作り方」を紹介しています。
実際に干し芋スライサーを作った方に、実物を見せてもらい見よう見まねで作ってみました。
所要時間は3時間ぐらいです。
「干し芋スライサーを自作してみたい!」なら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
あくまで素人の手作りなので、細かい部分はご了承くださいね^^
干し芋スライサーを自作【画像付きで解説】
準備するもの
今回作った干し芋スライサーは、30cm×30cm×45cmのサイズ(縦×横×高さ)です。
材料は全部ホームセンターで手に入ります。
材料
- 木材①:プレーナーR加工材(910×40×30)2本
- 木材②:杉材(600×28×38)1本
- 木材③:杉材(600×14×30)2本
- 木ねじ(3.5×25)
- 釘①:丸釘(38mm)
- 釘②:丸釘(25mm)
- 特厚金折(穴経4.3mm、適合ネジ:皿木ねじ3.5mm)4個
- ステンレス針金(太さ0.9mm)
- Z六角ボルト(12×300)2本
工具
- ノコギリ
- 電動ドリル
- メジャー
- トンカチ
- ポンチ(キリ)
- ニッパー
- マッキ―(ペン)
干し芋スライサーの作り方手順
手順①:ノコギリを使って、すべての材木を半分に切る。
▼半分にした材木
▼半分に切った材木を干し芋スライサーの形に組み合わせるとこんな感じになります
手順②:材木①の4か所に穴を開け、Z六角ボルトをつける。
▼材木①に穴を開ける印をつける
▼ポンチ(キリ)で小さい穴を開けた方が、電動ドリルで穴を開けやすい↓
▼片側は穴を全部開けるが、反対側は半分までしか穴を開けない
※両方穴を開けてしまうとボルトを広げて針金を張れなくなってしまうので、注意する。
▼丸釘②を使って、材木①に材木②をつけ、Z六角ボルトをつける
手順③:材木③に1㎝感覚で印をつけ、丸釘①を打つ。
手順④:特厚金折と木ねじを使って、材木①と③を固定する。
手順⑤:1㎝間隔で打った釘に針金をつける。
※後からボルトを広げて針金を張るが、できるだけ針金がピンとなるように締めながら作業する。
手順⑥:針金が張るまで、六角ボルトを広げる。
手順⑦:完成
干し芋スライサーの作成にかかった時間は、約3時間です。
作ってから思ったのですが、もっと頭の中で展開図を考えてから作業すれば、もっと効率的にできたのかなぁと思います^^
でも、第1弾としては上出来です。
干し芋スライサーの使い方
干し芋スライサーを使ってみよう
完成した干し芋スライサーを使って、さっそく干し芋を作ります。
干し芋の作り方は「干し芋の作り方 |圧力鍋で自宅で簡単に自家製干し芋【画像付き】」の記事をどうぞ。
圧力鍋を使って柔らかくしたさつま芋の皮をむいて、少し冷まします。
この時、さつまいもが熱いままスライサーを使ってしまうと、形が崩れやすくなるので、よく冷ましたほうがいいです。
さつまいもの熱がとれたら、上からさつまいもを押すだけで、一定の厚みになります。
できるだけ、針金をピンと張った方が、さつまいもをスライスしやすいです。
スライスされたさつまいもを見て、「売ってる干し芋みたいに綺麗な形!」と感動しました。
使ってみての感想は、包丁で切るよりも早いし、一定の厚みになります。
以前包丁でさつまいもを切ったときは、まっすぐ切れなかったりして、でこぼこな形になってしまいました。
干し芋スライサーのデメリットというか、あまり良くない点は、掃除がしにくいことです。
針金一本一本をきれいにふかないといけないので、多少面倒です。
(補足)さつまいもの天日干しの仕方
スライスしたさつまいもは、ネットを使って天日干しします。
今回は100円ショップで買える多用途ネットを使いました。
昼間は洗濯竿にかけて、夜はカーテンポールにかけておけるので、多用途ネットは便利です。
【まとめ】干し芋スライサーは自作できる!
干し芋スライサーの作り方を紹介しました。
干し芋スライサーを作る材料はホームセンターで簡単に手に入りますし、DYIが好きな方は見よう見まねでも作れちゃうと思います。
1回作ればずっと使えるので、気になる方はぜひ作ってみてください。
これさえあれば、自宅での干し芋作りが楽になりますし、見た目がお店で売っている干し芋に近づきますよ。