「新聞コラムの書き写し」が就職活動に役立つことを知っていますか?
就職活動はゴールが見えなくて不安になるし、少しでも就職活動に役立つことをしたいと思いますよね。
「新聞コラムの書き写し」は、就職セミナーで出会った社長がお勧めしており、実際に私が就職活動中に実践していました。
私が新聞コラムの書き写しを始めた目的は4つありました。
- 論理的に話す・文章を書く力を身につけたい。
- 文章を要約する力を身につけたい。
- 小論文対策(文章構成力)をしたい。
- 時事について知りたい。
実際に論理的に話すや文章を要約することができるようになったかは、自分ではわかりませんが、時事には強くなりました。
就職の面接で、「最近気になるニュースは?」と聞かれることが多いんですよね。
その対策にはなったと思います。
本記事を読めば、以下のことがわかります。
- 「新聞コラムの書き写し」とは?
- 「新聞コラムの書き写し」のやり方は
- 「新聞コラムの書き写し」をすると、どんな効果があるの?
- 就活生に「新聞コラムの書き写し」がお勧めの理由は?
「新聞コラムの書き写し」は就活生だけでなく、大学受験をする受験生、はたまた論理的に話すこと・文を書くことが苦手な人にもお勧めです。
「新聞コラムの書き写しの効果を知りたい」「少しでも就職活動に役立つことをしたい」と思っているなら、ぜひこの記事をご覧ください。
「新聞コラムの書き写し」とは
「新聞コラムの書き写し」とは、言葉の通り、新聞にあるコラムを書き写すことを言います。
新聞コラムとは、各新聞の次のところです。
- 朝日新聞:天声人語
- 毎日新聞:余禄
- 読売新聞:編集手帳
- 日経新聞:春秋
書き写す時間は大体30分ぐらいです。
慣れてくれば15分ぐらいでできる人もいます。
新聞のコラムを書いている人は、記事を書く人の中でもベテランの人が担当しています。
「新聞コラム」は新聞の顔の一つといってもいいぐらいですからね。
文章のベテランが書いた新聞コラムを書き写すだけで、様々な効果が期待できるんです。
効果については、後述しますね。
「新聞コラムの書き写し」のやり方
やり方はいたってシンプルです。
用意するものは新聞と大学ノート、ペン、はさみ、のりです。
- 大学ノートを横にして、上にコラムを貼ります。
- 残りの部分にコラムを書き写していきます。
出典:「超高速勉強法」椋木修三,㈱経済界,2004年
何も難しいことはありません。
簡単すぎてびっくりします!笑
今は新聞コラムを書き写す専用のノートも売っています。
記事の一番下で紹介していますので、よかったらご覧ください。
「新聞コラムの書き写し」にはどんな効果があるの?
「ただ新聞コラムを書き写すだけでしょ?どんな効果があるの?」と思っている方もいると思います。
「新聞コラムの書き写し」は1日30分あればできるものですが、その効果は絶大なんですよ!
椋木修三さんの「超高速勉強法」に載っていた効果を引用しますね。
1日30分書き写すだけで、10個の効果が期待できると書いてありました。
- 起承転結を自然に覚えられる。
- 漢字を自然に覚えられる。
- 言葉を自然に覚えられる。
- 時事に強くなれる。
- 情報通になれる。
- 理解力がつく。
- 文章を書きなれる。
- あらゆる課題に対応力がつく。
- 論理力が身につく。
- 洞察力が身につく。
出典:「超高速勉強法」椋木修三,㈱経済界,2004年
就活生にとっては、特に次の5つの効果が期待できます。
- 論理的に話す・文章を書く力が身につく。
- 文章を要約する力が身につく。
- 言葉を覚えたり、独特の言い回しが覚えられる。
- 時事について知ることができる。
- 自分の意見や見解が持てるようになる。
では、具体的に、就活生に「新聞コラムの書き写し」をお勧めする理由を紹介します。
就活生に「新聞コラムの書き写し」をお勧めする5つの理由
1.論理的に話す・文章を書く力がみにつく
「新聞コラム」は、短い文の中に起承転結(またた序論・本論・結論)があります。
よく論理的な文章が書けないという人がいますが、その人は以下の特徴があります。
- 主語と述語が対応していない。
- 因果関係や根拠の内容が整理されていない。
- 無駄な言葉が多い。
「新聞コラムの書き写し」をすると、限られた字数で、序論・本論・結論がある論理的な文章の書き方がわかります。
つまり、自然と論理的な文章が書けるようになるのです。
2.文章を要約する力が身につく
「新聞コラム」は字数が制限されています。
限られた字数の中で、実にうまく文章を組み立てて書かれているんです。
新聞コラムを書き写していると、自分が知っている時事のことをどう要約したらいいのかが、わかるようになります。
3.言葉を覚えたり、独特の言い回しが覚えられる
新聞ですから、使っている言葉や言い回しが難しかい場合もあります。
言葉や言い回しを知っているのと知らないのでは、人と話すときに相手に与えるイメージが違います。
就職の面接で、「あれ?今の言葉を使えるなんて、頭の学生だ」と面接官に思ってもらえるかもしれません。
難しい言葉や言い回しを使って話す必要はありませんが、ときどき使ってみるだけで「頭のいい人」という印象を与えることができます。
4.時事について知ることができる
「新聞コラム」に書かれている話題はタイムリーな話題が多く、世の中の情報を仕入れるのに最適です。
しかも、大切なことだけが要約されて書かれているので、短い時間で情報を入手できます。
「新聞コラムの書き写し」を通して、時事や情報まで手に入れちゃいましょう!
5.自分の意見や見解が持てるようになる
自分の意見や見解を持つのって意外に難しいですよね。
普段から考える癖をつけていないと、意見を求められたときに言うことができません。
「新聞コラム」には作者の意見が書かれています。
いつも、作者の意見に対して自分は「賛成なのか反対なのか」「その理由はなぜか」を考える癖をつけましょう。
自分の考えや見解を持てるようになり、相手に自分の意見を聞かれたときに、話すことができるようになりますよ。
補足:「新聞コラムの書き写し」は「守破離」のことだった
少し話が変わりますが、「守破離」という言葉を聞いたことがありますか?
私が、「新聞コラムの書き写し」は「守破離」の考え方が使えるなと感じました。
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
出典:コトバンク
「新聞コラムの書き写し」に置き換えてみましょう。
守:コラムをひたすら書き写す
破:コラムに対して、自分の意見を考える
離:自分で文章を書く
「守破離」という言葉を使って、「新聞コラムの書き写し」の効果をまとめると、以下のようになります。
- 最初はコラムを書き写すだけだが、そのうち、コラムに対して自分の意見を持ち、最後には、同じように論理的な文章が書けるようになる。
- 時事にも強くなるだけでなく、それに対する自分の意見も持てるようになる。
以上で、効果をおわかりいただけたでしょうか?
「新聞コラム」トレーニングの効果は絶大ですね。
「新聞コラムの書き写し」まとめ
「新聞コラムの書き写し」はいいことばかりです。
「新聞コラムの書き写し」の効果と就活生にお勧めする5つの理由
- 論理的に話す・文章を書く力が身につく。
- 文章を要約する力が身につく。
- 言葉を覚えたり、独特の言い回しが覚えられる。
- 時事について知ることができる。
- 自分の意見や見解が持てるようになる。
ただ、毎日30分といっても、継続することが一番難しいです。
『継続は力なり』という言葉があるように、継続しないと意味がありません。
ぜひ、毎日続けて効果を実感してください。
「新聞コラム」を書き写す専用のノートも売っているようです。
▼天声人語はこちら
▼編集手帳はこちら
▼余禄はこちら