出産するとき、
「個室と大部屋とどっちがいいのかな?」
「料金を考えると大部屋かな・・・?」
「大部屋は気を使いそうだし、やっぱり個室がいいかな」
と、個室にするか大部屋にするか悩みますよね。
私もそうでした・・・!
私は総合病院で帝王切開で出産しました。
本当は個人病院で出産予定だったので、総合病院に転院になっても、絶対個室にしようと思っていました。
出産して疲れているのに、大部屋だと他の人に気を使いそうだし、赤ちゃんが泣いていたら余計に気になってしまうと思ったからです。
ですが、結局は大部屋を選択しました。
その最大の理由は、個室代が高かったからです・・・!
この記事では、個室と大部屋で迷っているあなたに、「絶対個室がいい!!」と思っていた私が大部屋をおすすめする理由3つを紹介します。
個室と大部屋どっちがいい?【総合病院で出産した経験談】
結論から言うと、私は大部屋でよかったと思っています。
もともと私は出産するまでは、「絶対個室がいい!」と思っていました。
辺縁前置胎盤のため総合病院で帝王切開をすることになったのですが、それまでは、ご飯もおいしくて、出産後の入院生活を満喫できそうな個室がある個人病院で出産する予定でした。
そのあと総合病院に転院して、「個室と大部屋どっちにしますか?」と聞かれたときは、迷わず「個室でお願いします!」と答えました。
そんな私ですが、大部屋を選んでよかったと思っていますし、また出産するときは大部屋を選ぶと思います。
個室より大部屋をおすすめする3つの理由【総合病院で出産した経験談】
個室よりも大部屋は料金が安い
少しでも出産費用を抑えたいのなら、大部屋をおすすめします!
なぜなら、個室は大部屋と違い、個室使用料がかかるからです・・・!
私が出産したのは、総合病院だったのですが、個室は1日の使用料金が1万円でした。
私は帝王切開だったので、個室にしたら、全部で8日間使用することになります。
なので、個室を選ぶと、出産費用が+8万円多くかかることになります。
ただでさえ、妊娠と出産準備でお金がかかっていますし、これからもっともっとお金がかかるのに、個室に8万円を払う必要があるのか・・・と冷静に考えてみました。
出産後ぐらい個室でゆっくりしたいという思いもありましたが、お金の面で、個室を断念しました。
結果論ですが、これから子育てにはお金がかかるので、私は個室料金に8万円かけなくてよかったと思っています。
大部屋の方が料金が安いのが、大部屋にしてよかったと思っている最大の理由ですね。
他の理由として、総合病院の個室は個人病院の個室とは雰囲気や設備が違います・・・!
ですので、この部屋のこの設備に1日1万円を払うのはもったいない・・・と思ったのも正直なところです。
他のママさんと助産師さんの会話が勉強になる
大部屋にしてよかったなぁと思ったのは、同室のママさんと助産師さんの会話が聞けて勉強になったことです。
私は初めての出産だったので、とにかく何もかもがわかりませんでした。
妊娠期間中にYou Tubeで仕入れていた情報ぐらいしか、子育ての知識はなかったので、他のママさんと助産師さんの会話で勉強になることもありました。
例えば、私は出産した病院では、ほとんど母乳が出ずに、おっぱいが張る・岩のようにカチカチになることはなかったのですが、同室のママさんは
「おっぱいが張って痛い」
「おっぱいが岩みたいにカチカチになっている」
と助産師さんに相談していて、その時の対処法を教えてもらったりしていました。
また、母乳とミルクの混合で育てる場合、どの程度ミルクをあげればいいのかとか、知識ゼロの私にとっては、何もかもが勉強になりました。
孤独を感じなかった
大部屋にしてよかったと思うのは、孤独を感じなかったことです・・・!
出産した後は、母子同室になり、赤ちゃんとの生活が始まります。
もし個室だったら、その部屋には自分と赤ちゃんしかいませんよね。
会話ができない赤ちゃんと24時間一緒にいて、赤ちゃんの泣き声以外の言葉が聞こえないのは孤独だったと思います。
大部屋だからこそ、同室の人が赤ちゃんをあやす声や赤ちゃんに話しかける声、助産師さんとの会話が聞こえるのですが、「大人の言葉」「会話」を聞けるのは、安心感がありました。
また、赤ちゃんのお世話をしているのは自分だけじゃない、一緒に頑張っている仲間がいると思えて、心強かったです。
もしかしたら、コロナ禍じゃなかったら、個室でも面会者がいれば孤独を感じないと思います。
私が出産したのはコロナ禍で、面会禁止だったので、個室だったら、本当に孤独だったなぁと思いました。
大部屋だと同室のママと仲良くなれる?
結論からいうと、部屋によると思います・・・!
部屋はカーテンで仕切られてはいたのですが、私の部屋では、ママさん同士仲良くなりました。
私は総合病院で出産したのですが、総合病院は帝王切開で出産する人が多いみたいです。
私は8日間の入院期間中に、同室になったママさんが6人いたのですが、全員が帝王切開でした。(部屋は4人部屋なのですが、誰かが退院すると、別の人が入ってきます)
ですので、帝王切開同士の傷の痛みなど分かり合える部分がありました。
手術に行く前は「頑張ってね」と声を掛けたり、
手術後の夜が一番痛いのですが、その次の日は、「一番痛いよね」と共感し合ったり、
歩行訓練をするときは、「痛いけど、歩いた方が回復が早いよ。頑張って」なんて、声を掛け合っていました。
ですが、全部の部屋がこんなふうに話したりするわけではないようです。
助産師さんから、「この部屋はみんな仲いいね~」と言われていました。
部屋によってはカーテンは閉めっぱなしで会話が一切ない部屋もあるそうなので、他のママさんと仲良くなれるかは部屋によるのだと思います。
もともと私は人にめちゃくちゃ気を使うタイプなので、大部屋向きではないと思っていましたし、同室のママさんとも仲良くなれるとは思っていなかったのですが、
同室のママさんとは子供のことを話したり、一緒に病院の中のコンビニまで買い物に行ったり、食事のときも会話しながら食べたり、楽しく過ごすことができました。
2人目・3人目のママさんもいたので、育児の聞きたいことも聞けたのは、よかったです。
退院するときはLINEを交換して、今でも時々連絡を取り合っています。
子供の誕生日が同じだったり、1日・2日違いだったりするので、育児の悩みも同じなので、相談したりしています。
大部屋のデメリットはある?
大部屋でデメリットに感じたことは3つあります。
それぞれ、紹介しますね。
トイレ・洗面所が共用で、気を使う
トイレと洗面所が共有なので、誰かが使っていると使えませんでした。
気になるほどではなかったですが、食事の後は歯磨きの時間が被るので、みんなで気を使いながら、被らないように歯磨きをしていました。
個室だったら、洗面用具や化粧水など出しっぱなしにできたと思うのですが、大部屋は共用なので、それはできませんでした。
夜間のライト(明かり)が気になる
夜間でも人によってはライトをつけていたので、明かりあると眠れない人は、明るさが気になるかもしれません。
とはいっても、母子同室で赤ちゃんがいるので、真っ暗にしてしまうとお世話ができないですし、私は気になるほどじゃありませんでした。
赤ちゃんが泣き止まないと気を使う
赤ちゃんが泣き止まない時は、うるさくないかな・・・と心配になりました。
夜は特に気になったので、私は別の部屋に移動してあやしていました。
でも、これはお互い様ですよね。
同室の赤ちゃんが泣いていたら、「赤ちゃんは泣くもんだから仕方がないよね」と思いますので、自分の赤ちゃんが泣き止まなくても気にする必要はないなと・・・!
今振り返ると、これはデメリットではないかなと思いました。
大部屋の疑問
大部屋はプライベートがない?
大部屋にするかどうか迷うときに、「大部屋だとプライベートがなさそうで嫌だな・・・」と心配する人もいるかもしれません。
基本はカーテンで区切られているので、プライベート空間になっていて、他の人の目が気になることはありません。
物音や声が気にならない?
私は物音や他の人の話し声(ママさんと助産師の会話)は気になりませんでした。
むしろ、それが孤独を感じなくてよかったと思います。
テレビを見るときはどうするの?
テレビを見るときはイヤホを使うことになっていました。
テレビだけじゃなく、You Tubeを見たり音楽を聞くときもそうですね。
母子同室になると、実際はそんな余裕はない・・・というのが実情だと思います。
部屋で電話はできる?
電話したいときは、電話できる場所に移動する必要がありました。
私の部屋は電話できる場所まで遠かったので、移動するのはちょっと面倒でした。
【まとめ】出産費用を安く抑えたいなら大部屋がおすすめ!
個室派だった私が大部屋をおすすめする理由を紹介しました。
もう一度まとめます。
☞大部屋をおすすめする3つの理由
- 個室よりも大部屋の方が料金が安い。(8万円の節約!!)
- 他のママさんと助産師さんの会話が勉強になる。
- 孤独を感じにくかった。
☞大部屋のデメリット
- トイレ・洗面所が共用。
- 夜のライト(明かり)が気になる。
- 赤ちゃんが泣き止まないと気を使う。
何よりも、個室よりも大部屋は料金が安いので、それが一番のメリットだと思います。
出産後ぐらい個室でゆっくりしたいと思うかもしれませんが、これから長い子育てにお金はかかるので、節約できるところは節約したいと思いました。
あとは、今回私が大部屋でよかったと思う点が、受け入れられるかどうかです・・・!
同室のママさんと仲良くなれるかどうかは、実際にはわかりません。
大部屋の方が料金は安いのですが、お金はかかっても「一人でゆっくりしたい、」「プライベートを大切いしたい」と思うなら、個室をおすすめします。